~ #04 2021年7月 Racing部活動報告 ~
2021年7月17日、18日 鈴鹿サーキットで開催された全日本ロードレース MFJ-GP
本来であれば、鈴鹿8時間耐久レースが行われていた7月中旬でしたが、新型コロナ感染拡大の影響から、11月のMFJ-GPと入替えとなった今回の大会。JSB1000クラスは、2レースがプログラムされました。
炎天下での戦いは暑さとの闘い!ミスの無い進めがレース結果に影響する状況。更に我々スポット参戦組は、約4日間を駐車場にテントという過酷な環境との闘いも更に追い打ちを掛けます。そんな中でもライダー、クルーはそれぞれの役割をしっかりと最後までやり遂げてくれました。その結果、#24黒木は、ポイントも取れ、最終戦へ弾みを付けました。#19田尻は、予選3周目の日立Astemoシケイン入口で前走車に接触し転倒。接触した#63安田選手も一緒に予選終了、レース1はリタイヤとなってしまいました。本当に申し訳ありませんでした。結局#19田尻は転倒による怪我の影響でレース2もリタイヤとなり、MFJ-GPを終了。鈴鹿でのマシンセットを改善させていた過程での転倒で残念な結果となりました。
~全日本ロードレース選手権 R-5 JSB1000クラス~
◆#24 黒木玲徳 INTクラス 予選16位 決勝レース1:12位
◆#19 田尻悠人 INTクラス 予選18位 決勝レース1:ーー
◆#24 黒木玲徳 INTクラス 予選17位 決勝レース2:13位
◆#19 田尻悠人 INTクラス 予選-- リタイヤ
#19 田尻悠人 GOSHI Racing
まず初めに、私のミスにより転倒に巻き込んでしまった安田選手、安田選手のご家族、チームの方には本当に申し訳ありません。今後このような事が無いよう、冷静に対応するよう努めて参ります。
レースの方ですが、この転倒による負傷の為、大事をとって両レースともリタイアしました。前日まで思うような感触が掴めず焦りが招いたミスでした。ご支援頂いているスポンサー各社様、応援頂いている皆様には申し訳なく思います。
まずは治療に専念し、次戦オートポリス戦に向けて準備をしたいと思います。
#24 黒木玲徳 GOSHI Racing
今回は、ベストタイムを更新し、2レース共にポイントを取り、全日本でベストリザルトという結果で終えることが出来ました。
気温がとても高く、路面温度も高い中でのレースとなりましたが、アベレージタイムも上げながら、集中力を切らさずにレースを終えれた事は、8耐に繋がる貴重な1戦になったと思います。
次戦はオートポリスラウンドになりますが、少しでも良い結果で終えれるように、そして、8耐に繋がるような1戦にしたいと思います。
引き続き応援宜しくお願いします。
今回の1000RR-Rのマフラーは早くに仕様がまとまり、前回の鈴鹿2&4の仕様をそのままで挑みましたが、現在エキパイを中心に開発を進めながら、8耐への投入を目指しています。そして今回も8耐クルーの育成として、レース経験を実際の現場で積み11月の本番に備えています。メンバー全員が「ミスの許されない8時間」の責任の重さをしっかり捉え、個々が役割を理解し「妥協しない人材の教育」に活きている事を確信しました!11月の本番に向け、残り3ヵ月!!更にレベルアップを図っていきます!
そして同時開催のJP250 MFJカップにマフラーサポートしている3チームもエントリー!開幕からしっかりと上位でレースをまとめてくれてます。しかし今回の鈴鹿は、暑さとの闘い!タイムも伸びないのでは?いやいや、トップタイムはなんと!“2分29秒台”!?これは、各チームが新型CBR250RRを上手くまとめ、仕上がっている事を意味しています!GOSHIは’17モデルマフラーの適用性の確認からも、やはり“新型車両でのマフラー開発が急務”である事を実感しました。
鈴鹿の上位車のマシンと、GOSHIサポートチームを比較すると、コーナー立上り(低中回転域のトルク)に課題があると認識しています。マシンのセッティングの方向性の違いは、マフラーの特性に影響してくるはず、GOSHIマフラーはどちらかと言うと、高回転型の特性で、鈴鹿のようなロングコースで、前半コーナーが続き、後半ストレートといったレイアウトでは「離され、追い着く」の繰り返しが続き、ライダーにもマシンにも負担が大きくなってしまう。今以上にトルクフルなマフラーが必要ですね!!レース後半戦残り2戦!改良を加えしっかりとサポートに徹して行きます。
~MFJMFJカップJP250選手権 第4戦~
◆#16 鈴木 悠大 NATクラス 予選 4位 決勝 総合3位(NAT1位)
◆# 7 梶山采千夏 NATクラス 予選14位 決勝 総合5位(NAT3位)
◆#26 田中 敬秀 INTクラス 予選10位 決勝 総合9位( INT6位)
#26 田中 敬秀選手のコメント(7cエムズホームNTR名取商会YUE)
国際昇格1年目。走り慣れた東日本大会を終え、アウェイになる西日本大会が鈴鹿から始まりました。前半戦はどこまで戦えるか不安もありましたが、GOSHIのマフラーのお陰で想定よりも上位で走ることが出来ている。そしてどこのサーキットでも安定して走ることが出来る性能がある証拠だと思っています。
≪予選
ドライコンディションであったが、風が強い状況。JP250は予選決勝を通してタイヤ1セットのみ。早い時間にタイムを出したかったが集団からのアタックは思うように走れず10番手で終えた。
≪決勝
「スタートを決めてトップ集団に食らいつくしかない!」少しミス!! 1コーナーを6番手!その後第2集団での戦いとなり、総合9位の結果となった。「一瞬のやさしさ」が勝負の分かれ道となってしまった今回の鈴鹿戦。悔やんでも悔やみきれない結果となった。
鈴鹿を終えてランキング3位となったが、残り2戦、諦めずに戦って行こうと思っていますので、引き続きご支援ご協力と熱い声援を宜しくお願い致します。
#8 梶山 采千夏選手のコメント(RankUP WingStone)
今回の鈴鹿は全体的に上手く行かず、焦りが出てしまいグダグダなウィークとなってしまいました。
予選ではリヤのギヤ比を間違えたまま、バイクをうまく走らせることが出来ませんでした。決勝では追い上げることができ、2グループのトップで終えることができました。結果オーライなのかもしれませんが、「予選の失敗が無ければ、もっと上の順位で戦えた可能性があったかもしれない!?」と考えるととても悔しいです。バイクは確実に速くなっていると聞いていただけに見せ場を作ることができなかったのがとても申し訳ないです。
今回の反省点課題点を次回に向けてしっかり改善できるよう準備したいと思います。
#16 鈴木 悠大選手のコメント(キジマKISSレーシングチーム)
鈴鹿のウィーク中はずっと風が強くライン取り、横風等悩まされました。決勝レースのバトルでは、逆バンクからデグナーまでの高回転で登っていくところで、他のマシンよりも速く感じました。特に、ダンロップでバンクに合わせて寝かしてからの加速感がすごく、単独でも高いトップスピードはとても助かりました。
また130Rから日立Astemoシケインまでの高回転の伸びが良く、ブレーキング手前で前車を抜くことができました。リヤのギヤ比がトップグループの車両よりもロングにセットしていましたが、ムサシシケインの立ち上がり以外では前に追いつけるぐらい速かったです。
現行型のマフラーでも十分速いので次の型がすごく楽しみです!
次戦、JP250クラスは、岡山戦に向けたエリア選手権から、9月頭のR-6の岡山戦へと続きます。JSB1000クラスは、9月のオートポリス戦に向け、8月末のエリア選手権から全日本最終戦へと進みシーズンを終了。その後いよいよ鈴鹿8耐となります!応援またサポートしてくださる皆様には大変感謝しております。
それぞれ形は異なりますが、各チーム及びGOSHI Racingの応援宜しくお願い致します。
記:レーシング部