2020年3月、今シーズンスタートです。
新型コロナウイルスの感染拡大で、いろいろとイベントが中止する中、オートバイレースも例外ではありません。
全日本ロードレース、全日本モトクロス共に第1戦は延期、今後も不透明な状況です。8耐トライアウトの動向が気になりますが、先ずは3月25,26日の鈴鹿テストへ参加し今シーズン初となるCBR1000RRを走らせ、改善箇所の確認とライダースキルの確認を行います。
そんな中、開発ライダーの梶山采千夏選手が、筑波の地方戦に参戦、GOSHI Racingとして今年初レースとなりました。
今シーズンから、片山千彩都選手に代わり、GOSHIに加わり、地方戦からMFJのJP250クラスに参戦します。
本体チームより先に開幕戦を迎える事となった梶山選手ですが、地方戦の開催/自粛は、主催するサーキットの判断となり、各地で開幕戦等が開催されているようですね。
今回、JP250クラスにステップアップした梶山選手ですが、これまでのCBRカップと同じCBR250RRの車両でのレースとなり、若干の仕様違いはあるものの、慣れ親しんだ車両という事で、大きな問題も無く、走り込めたようです。
レースは、3月7日(土)予選、決勝というスケジュール。
前日の練習走行で、転倒した影響で予選10番手から決勝に挑みました。
予選結果から改善点を把握し調整、決勝に挑んだ結果、総合6位という結果でした。
GOSHI Racingとしての初レースは、少し苦い展開となったようですが、チームを変り、慣れない体制での調整で“不安”もあるでしょう。
熊本のチームに所属し、本体とも上手くコミュニケーションが取れないもどかしさ等、そういった環境での活動が17歳のライダーの成長にどう影響するのか。
今後、チームとしてもサポート・フォローしていく必要がありますね。
~以下、梶山采千夏コメント~
今回のレースについてですが、前日に転けてしまったこともあり、体が無意識に強ばってしまい予選では上手く走ることができませんでした。
タイヤも変わっていてそれに対応することが出来ずまともに走れていない状況でした。
予選結果は総合10位クラス6位でした。決勝レース本番ではスタートに失敗し、そこで色々吹っ切れて皆についていくような形で走り、1周に2.3台を抜くペースで走った結果、総合6位、クラス3位まで上がることができました。
今回のレースで学べたことは、まだまだこのバイクを扱えていないので、これから知って慣れていく必要があり、そうする事で、筑波の攻略の仕方も変わってくるかなと思ったので、まずはそこからか仕切り直しです!
現状での弱点は前からの課題もありますので、1つ1つ集中して練習・改善させていきたいです。まだマシンやマフラーについては、バイクのことを分かっていない部分もあり的確なことは言えないですが、今後じっくりと理解して自分の物にして行きたいと思います。
次戦、4月の鈴鹿サンデーレースとなります。応援、宜しくお願い致します!
4月からいよいよ!となるはずでしたが、コロナウイルスの感染リスク次第で、更に影響が出てくるのか?収束していくのか?次第で大きく判断が変わってきます。
皆様も十分な注意をされますようお願い致します。
次回は、3月25日、26日鈴鹿テストJSBクラスの模様をレポート致します。
記:レーシング部